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夢を叶えたい人必見!

皆さんこんにちは。少しづつ春めいてきましたね。
伏見稲荷大社は、五穀豊穣・商売繁盛を祈願する神社ですが、全国には変わったご利益のある神社や最近、マスコミで取り上げられ一気に参拝客が増えた神社をご紹介させて頂きますね。

【皆中稲荷神社】(東京都新宿区)
ご祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
ご利益 ギャンブル運・宝くじ当選
ご由緒 寛永年間、徳川幕府が「鉄炮組百人隊」を編成し、現在の新宿区百人町に駐屯させていました。当時の鉄砲組の与力が射撃の研究に夜中まで没頭していましたが、なかなか思うようにいかず、そのまま眠りに落ちてしまったところ、稲荷之大神が夢枕に立たれ霊符を示されました。翌朝不可解なまま社頭にお参りを済ませ、大矢場にて射撃を試みたところ百発百中、全て的中、見事な進境に驚きました。これを見ていた旗本が競って霊符を受け射撃をしたところ、みな百発百中的中したと伝わっています。そのような由緒から宝くじ当選や競馬・競艇などのギャンブルの運気向上を願う参拝者が多いと言われています。

【神明神社】(三重県鳥羽市相差町)
ご祭神 石神さん(玉依姫命)
ご利益 女性の願いを一つ叶えてくれる
ご由緒 神明神社の境内にある石神さんこと石神社のご神体はその名の通り石で、現在の場所に遷った平成14年の移設までは一の鳥居の右手の小さな祠に祀られていました。その昔、正月のある晩、島田髷に結った女神が石神さんの元に現れたという言い伝えを、地元相差の海女が古くから信仰し、海に潜る際の安全大漁を祈願してきました。当神社では、毎年5月7日を「石神さん春まつり」が執り行われ、磯着にかすりの腰巻き姿の海女たちが石神社の前に参列し宮司が祭典を行います。いつの日からか「女性の願いなら一つだけ必ず叶えてくれる」と言われるようになりました。近年では「パワースポット巡り」が流行し、石神さんはテレビや新聞、雑誌などに取り上げられ話題となり、全国各地から女性たちがこぞって参拝に訪れるようになりました。ピーク時には自家用車や観光バスが長蛇の列をなし、それまで年間数千人程度で推移していた神明神社の参拝者数は平成25年には25万人にまで達したそうです。令和2年1月からは、満月の日の夜限定の夜参りが開催され、限定の御朱印をいただくことができます。

もし、東京や三重方面に旅行に行かれる機会がありましたら、これら神社の参拝をプランの一つに入れるのは如何でしょうか。夢が叶うかもしれません。

キッザニアー宮司のお仕事編ー

皆さんこんにちは。初詣やお祭りなどで神社を訪れた際、境内で神職の方をお見掛けすることも多いと思います。神職の中でも、その神社において最高責任者とされるのが宮司様です。ところで皆さん、どのような方が宮司をお勤めになられているかご存じですか?
まず宮司になるためには、神職の資格 を取得する必要があります。資格には以下のような階級があります。

浄階(じょうかい):最上位
明階(めいかい):中位
正階(せいかい):基本的な資格
権正階(ごんせいかい):入門レベル

上記階級の中で、宮司になるためには正階以上の資格が求められることが多いようです。
その資格を得るためには、國學院大學(東京都) の神道文化学部もしくは、皇學館大学(三重県) の文学部神道学科を卒業する必要があります。
(これ以外にも稀ですが、神社本庁中央研修所 での講習を受講し試験を受けられる方や仕事をしながら通信教育で勉強し資格を得られる方もおられるようです。)
そして資格を得た後、神社で 禰宜(ねぎ) や 権禰宜(ごんねぎ) として経験を積むことが一般的です。禰宜は、宮司を補佐する立場の方、権禰宜は、禰宜の一段下の神職の方を指します。これらの経験を積んだ上で神社本庁や氏子総代の承認を得て 宮司に昇格 することが多いそうです。
尚、宮司のお仕事ですが、調べてみますとそれは非常に多岐にわたるようですね。
宮司は神事(祭祀)の執行だけでなく神社の運営管理や地域との交流など幅広い役割を担っています。
神社は宗教施設であると同時に、一つの組織・法人でもあります。宮司は、神社運営のトップとして経営管理を行う必要があります。
例えば、神社の資金管理(お賽銭・祈祷料・寄付の管理)、社務所の運営(お守り・御朱印の授与)、神社の建物や境内の維持管理、氏子・崇敬者との関係強化、神社本庁(または独立宗教法人)との連絡調整などなど。
また、神社は地域社会と深く結びついているため、宮司は地域住民や自治体との関係構築も担います。氏子(地元の信者)との交流、地域行事や祭りへの参加、学校や団体の見学対応なども重要なお仕事だそうです。
さらにさらに、宮司は神職(禰宜・権禰宜など)の育成も行います。若手神職への教育、神事の伝承、神社の運営ノウハウの指導、後継者(次代の宮司)の育成などなど。いやー、本当に大変なお仕事ですね。頭が下がります。
これだけ多岐に渡るとキッザニアでお仕事体験を再現するのは難しいでしょうね。(笑)

プチッと食感がいい感じ!

皆さんこんにちは。

いかがお過ごしでしょうか。

以前、このブログにて、伏見稲荷の参道でスズメやウズラの丸焼きが食べられることをお知らせしたと思います。

本日は、伏見稲荷のもう一つの名物である「いなり寿司」についてご紹介させて頂きます。


稲荷神の使いとされる狐の好物(本当は食べないそうです)が油揚げということで、伏見稲荷大社の参道でもこのいなり寿司やきつねうどんが提供されるようになったようです。

特に、いなり寿司は、手軽に持ち運べる便利な食べ物として親しまれるようになったと考えられます。

また、参拝者が神様に感謝を捧げるためのお供え物や、参拝後に食べる縁起物としての意味もあったようです。しかもいなり寿司は、参詣者が持ち帰りやすく、長時間保存が利くため、参道沿いの多くの店で売られるようになったというのはよく理解できます。


伏見稲荷周辺では、店舗ごとに特徴的ないなり寿司が作られています。

たとえば、酢飯にゴマや山椒、シソを混ぜ込むなど、工夫を凝らしたものが多いですね。

これは、参拝者に「伏見ならではの味」を楽しんでもらうために生まれた競争の結果と言えるでしょう。


多くの店が並ぶ参道沿いの飲食店の中でも、特徴的ないなり寿司を提供するのが、袮ざめ家さんです。

屋号の袮の一文字は、関白秀吉の正室(北政所)ねねの「ね」をもらったと伝わっています。

その袮ざめ家さんのいなり寿司は、食べるとプチッとした面白い食感のいなり寿司なんです。

この食感の正体は、酢飯の中に混ぜられた麻の実です。

お味は、しっかり味付けされたお揚げがジューシーなおいなりさんです。

是非、参拝後に召し上がって下さい。

他のお店にも寄って食べ比べするのも面白いかも知れません。

稲荷山の行場の瀧

みなさんこんにちは。

以前、このブログにて、稲荷山全体が伏見稲荷大社のご神体であることをご紹介しました。その稲荷山ですが、いくつかの行場(修行の瀧)があるのをご存じですか?


伏見区のホームページには以下の記載がありました。

稲荷山には、以下9つの行場の瀧があります。


八島瀧・命婦瀧・弘法ヶ瀧・青木ヶ瀧・七面瀧・なる瀧・白菊ノ瀧・御劔ノ瀧・末廣ノ瀧 がその行場です。
現在でも、いくつかの行場は参拝者が見学可能な状態で残っています。
(がけ崩れなどの危険性があり、立ち入らない方が良い行場もあるのでご注意下さい。)

今回は、これら行場の中の一つ、弘法ヶ瀧についてご紹介させて頂きます。

 弘法ヶ瀧は、大同2年(807年)、弘法大師がこの地でご神功のありがたい感応を受けられ、真言を唱えると霊水がこんこんと湧き出しました。以来、霊泉池となり、現在は、杖の池として湧水しています。


 明治中頃、先々代の茶店の当主が三日三晩不思議な夢を見、この地に来てきれいな湧き水を見つけ、大師の霊水に違いないと夫婦で荒れ地を開き、霊水を引いて弘法ヶ瀧とされました。


小さな庵を建て、以来代々瀧の守りをされています。(以上、伏見区のホームページより)

ご夫婦二人でで荒れ地を開かれたなんて本当に信仰心の厚い方ですね。頭が下がります。

私は、生まれてこの方、滝行をしたことがありませんし、これからも行うつもりもないのですが、ここで滝行をされた方はご利益がありそうですね。

この弘法ヶ瀧も見学が可能ですので、興味のある方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

尚、この弘法ヶ瀧でも御朱印を授与することが出来るそうです。

御朱印の授与状況や時間帯は変わる可能性がありますので、最新の情報を得るために、伏見稲荷大社の社務所や現地の案内所で直接ご確認いただくことをおすすめします。

ちょっとプレミアムな旅はいかがですか?

皆さんこんにちは。

大阪ならびに京都方面から伏見稲荷大社にお越しになる際に、京阪電車を利用する方も多いかと思います。
本日は、その京阪電車をご紹介させて頂きたいと思います。


京阪電車は、1910年に設立され、1913年に開業しました。当時、蒸気機関車が主流だった中で電気鉄車を採用したのは画期的でした。

環境に優しい技術を早期に取り入れた先駆者とされています。


また、1971年に登場した3000系特急車両は、「テレビカー」という世界初の電車内テレビが設置された車両でした。当時としては画期的で、話題を呼びました。なかなか先進的な取り組みをはじめる会社のようですね。


京阪電車の主要路線である京阪本線は、大阪府の淀屋橋駅と京都府の出町柳駅を結んでいます。この本線以外にも、いくつかの支線があり地域住民や観光地へのアクセスを支えています。

その中の一つをご紹介すると、宇治線は、中書島駅(伏見稲荷駅から10分~15分程)から宇治駅を結ぶ路線で、平等院など宇治の観光地へのアクセスに便利です。


京都方面から伏見稲荷大社に来られる際に是非ご覧になって頂きたい景色は、京阪本線の三条駅から七条駅の区間です。

この区間は、鴨川の川沿いを走行します。ここで見られる景色は京都ならではの風情があり、多くの観光客に愛されています。この区間の居眠りは厳禁です。(笑)


この京阪電車ですが、プレミアムカーという淀屋橋と出町柳を結ぶ京阪本線の特急列車に連結されている有料指定席の車両があり、新幹線のグリーン車並みのプレミアム感漂うシートに座ることができます。

通常の乗車券の他に、プレミアム券を買う必要がありますが、400円もしくは500円(乗車する区間によって値段が変わります。)で購入可能で、比較的リーズナブルに贅沢な電車の旅を楽しめるのでお薦めです。


最後に、とっておきのグルメ情報です。

大阪方面から行くと最終駅となる出町柳駅を降りてすぐ、「出町ふたば」という老舗和菓子店があります。

ここの名代豆餅(なだいまめもち)は、絶品で特に人気です。時には行列が出来るそうです。京阪電車をご利用の際は、是非、召し上がって頂きたいです。

パワースポット巡りと御朱印

みなさんこんにちは。

この冬はインフルエンザがかなり流行しているようですね。気を付けましょうね。


これまでこのブログの中でパワースポットについて触れてきましたが、パワースポットというワードが広く知られるようになり、またパワースポット巡りがブームとなったのは、2000年代後半だと言われているそうです。

そのパワースポット巡りが流行になったのに伴い、同様にブームになったと言われているのが御朱印です。このブログをご覧頂いている方々の中にも寺社仏閣の御朱印を集めておられる方も多いのではないでしょうか。


御朱印の起源は、平安時代から鎌倉時代にかけての「納経」に由来するとされています。参拝者が寺社にお経を納めた際に、その証として書き付けられたものが御朱印の始まりだそうです。

特に、巡礼文化が発展した室町時代以降、西国三十三ケ所や四国八十八ヶ所などの巡礼地では、参拝者が納経の証として御朱印を受け取る習慣が定着したみたいです。


江戸時代になると、庶民の間でも寺社参拝が広がり、納経せずとも御朱印をいただく文化が根付くようになりました。

この頃から、現在のように墨書と朱印を組み合わせた形の御朱印が普及したと考えられています。


最近では、伝統的な墨書の御朱印だけでなく、カラフルなデザインや季節限定の御朱印が登場し、観光客や若年層の関心を引くようになったのもこのブームに拍車がかかったと思われます。

それとやはりインスタグラムやツイッターなどのSNSで、美しい御朱印の写真が拡散されるようになったのも大きいでしょうね。

そんな御朱印ですが、伏見稲荷大社においては、3種類の御朱印が授与されていることはご存じですか?
その御朱印が授与されている場所は、以下の3ヵ所で、それぞれ一種類ずつ授与されています。


1、本殿横の授与所
2、奥社奉拝所
3、御膳台奉拝所


ハイキング気分で、この3ヵ所すべてを巡り、3種類の御朱印を頂くというのも楽しそうですね。

奥社奉拝所には、願いが叶うかどうかを占う「おもかる石」というパワースポットがありますので、是非、一度持ち上げて占ってみて下さい。

上方からの「下りもの」・「下らないもの」

皆さんこんにちは。

京都にお越しになられる際、新幹線を使われる人も多いと思います。

東京方面から京都方面は、「のぼり」、京都方面から東京方面は「くだり」という表現をしますよね。いつからこのような表現をするようになったのでしょうね。

昔は逆だったようで、京都の上質な着物や伏見の日本酒などは江戸でとても人気が高く、京(上方)から江戸へ運ばれ高値で売買されました。

これらは、上方からの「下りもの」と言われ、京都の古着なども飛ぶように売れたそうです。

現代においても、由緒がないとか価値がないものや粗悪なもののことを「くだらないもの」と言いますが、江戸で売れそうにないものを当時は「下りもの」の反対の意味で「下らないもの」と言っていたそうです。そういう語源だったんですね。


江戸で飛ぶように売れたと言われる京都の着物ですが、その中でも全国に名高い西陣織は、京都を代表する伝統工芸品であり、日本の絹織物の最高峰とも言われています。

西陣織がこれ程発展したのは、京都は皇族や貴族が住まう都であったため、格式の高い衣装が求められたという歴史的・文化的な要因があったようです。

武士階級が政治を執るようになってからも、正装として欠かせないものとなり、時代とともに織機や染色の技法も改良されていきます。

室町時代から安土桃山時代にかけては、中国(明)から伝わった唐織といわれる技法も取り入れられるようになり品質も向上しました。


江戸時代には、絵師(デザイン担当)、染師(糸の染色担当)、機屋(織り担当)などの役割が細かく分業化され効率的な生産体制が確立したそうです。


これまでの長い歴史の中で培われてきたこの着物という素晴らしい日本の文化が永遠に継承されることを願うばかりです。


最近、伏見稲荷大社を参拝する観光客の方々も着物をお召しになる方が本当に増えました。

日本の伝統文化に興味を持って頂けるのは本当に喜ばしいことですね。

湯葉は、京都のスーパーフード!

皆さんこんにちは。

毎日、寒い日が続きますね。

寒い夜にはお鍋が食べたくなりますが、京都ではお鍋の食材として湯葉が使われることがよくあります。

湯葉はまさに京料理に欠かせない食材の一つです。

京都にはたくさんのお寺が存在しますが、特に禅宗(臨済宗・曹洞宗・黄檗宗)の影響を受けた文化が強く広まっていると言われています。

京都は皇室・貴族文化の中心地であり、禅の「静寂・簡素」の美意識が皇室・貴族の文化とも調和しました。

後鳥羽上皇や後醍醐天皇など一部の天皇は禅宗に深い関心を持ち、禅の影響を受けた生活を送ったと言われています。


そのため肉や魚を使わない「精進料理」が発達しました。湯葉は大豆を原料とする植物性の食品であり、栄養価も高いため、精進料理に欠かせない食材となりました。


さらに京都周辺では良質な大豆が生産され、これが湯葉や豆腐の製造に適していました。特に「丹波産の黒大豆」は、濃厚な風味を持ち、湯葉作りに適していたため、湯葉文化が更に発展する要因となります。


湯葉づくりには良質の水が必要ですが、京都は地下水が豊富であり質の良い水を利用できることが湯葉の普及に寄与しました。

すごいですねすべての条件が揃った感じですね。
さらにさらに、湯葉は低カロリーな食材であるため、最近のヘルシー志向にもマッチしていて、ビーガンやベジタリアンの方々からも肉の代替品として注目されています。

このような理由からも近年の湯葉の消費量は増加傾向にあるとか。

湯葉を使ったスイーツなど新しい商品開発も進んでいるそうです。

これらのことを考えますと湯葉の需要はさらに拡大していくでしょうね。

京都のラーメンは、バリエーションが豊富!

最近、よくインバウンド・インバウンドと耳にする機会が増えました。

確かに、外国人観光客の方が京都にはたくさんお越しになりますね。

私どもが住む伏見においても例外ではなく、年々その割合は増加しています。

そんな外国人観光客に日本のラーメンがとても好評で、人気のラーメン店には日本人よりも外国人のお客さんの方が多いケースがあるそうです。

また、有名な観光地を巡りながら、ラーメンの食べ歩きをされる方もいらっしゃるようです。

 


その京都のラーメンの特徴ですが、京料理が出汁の効いたあっさり薄味ですので、ラーメンもそれに近いのかと想像されますが、実は以外にもこってり系の人気が高いそうです。


味の好みは人によってはさまざまですが、京都のラーメンはとてもバリエーション豊かです。

あっさり系では、豚骨や鶏ガラなどで出汁をとった清湯スープ。

こってり系では、背脂醤油ラーメンが人気で、さらにこってり濃厚なスープを食べたいのなら、白湯スープをベースとしたトロっとしたスープを好む人も増えています。

 

また、ここ最近では、野菜の旨味にチキン&ポークベースが絶妙なべジポタラーメンも海外からの観光客の間で人気だそうです。


新横浜ラーメン博物館に京都のラーメンの発祥についての紹介コーナーがあるらしいのですが、それによると、1938年に京都駅付近で中国人が始めた屋台が発祥とされているようです。

そう言えば、確か「こってりラーメン」で有名な「天下一品」のラーメンも屋台が発祥でしたね。


年々増えている外国人観光客ですが、ラーメン工場に赴き、ラーメン作り体験に参加する方も多いようです。リーズナブルな値段で簡単にWeb予約できるため気軽に申し込めるのも人気の秘訣のようです。


さまざまな特徴のあるスープを開発したり、ラーメン作りを体験できたりと顧客のニーズに応えようというこのような地元の方のご努力が、京都の人気を支えているのでしょうね。

稲作と日本人

みなさんこんにちは。

最近、毎日寒い日が続きますね。

ご体調は崩されてないですか?

突然ですが、皆さんは「餃子の王将」に行かれることはありますか?

関西の方はご存じだと思いますが、「餃子の王将」の第一号店は、京都にあるんです。

京都大宮店がその一号店なんですが、お店には、「餃子の王将 発祥の地」という立派な標識が掲げられてあります。

この大宮店には、他府県からもたくさんの王将好きが巡礼に訪れるそうです。

その「餃子の王将」ですが、先日、ギョーザをはじめ主力メニュー26品目の値上げを発表しました。

原材料費や物流費などが高騰しているようですが、特に日本人の主食であるお米が前年に比べ1.5倍以上で、今回の値上げの一要因になっているとのことです。

確かにこれだけの物価高ですから値上げもやむを得ないですね。


お米は日本人にとっては欠かせない食物です。

稲の栽培技術が中国江南地方や朝鮮半島から伝わってきて以降、1年に4~5ヵ月間、高温多湿の気候を持つこの島国に格好の適正を示した稲作は、一気にその栽培が全国に広がりました。

一粒万倍とも表現されるその豊富な収穫量は、多数の人口を養うことが出来るようになったとされています。

上代日本で、稲作そのものが信仰になり、同時に政治になったのはむりのないところですね。


ところで、伏見稲荷大社では、毎年11月23日 10時から、「新嘗祭」が行われます。

この行事は、抜穂祭で刈取られた新穀を大神にそなえ今年の豊作を感謝するとともに、国の平安を祈念するお祭です。

また、「新嘗祭」は、天皇陛下がその年の新穀を神々に供え、ご自身も召し上がる重要な宮中祭祀の一つでもあります。

やはり毎年11月23日に宮中三殿の中の神嘉殿(しんかでん)で執り行われます。

起源は飛鳥時代以前とも言われ、日本最古の国家的祭祀の一つです。

明治以降、11月23日が「新嘗祭の日」として祝日になり、戦後は「勤労感謝の日」として存続しましたが、宮中では現在も「新嘗祭」としてその儀式は続いています。


国民の豊かな生活をいつも祈念して下さる天皇陛下や神職の方々に、我々も感謝の気持ちを持ち続けないといけないですね。